『すごい神話』

標題の本について、いくつかメモ。

・『日本神話と印欧神話』について (p.124)

>学会における評価はここでは議論しないことにしたい。
>私としては魅力的な一つの説であると考えている。

昔々、ユーラシア大陸の両端をつなぐ経路の途中の
地域で証拠がトレースできればなという感想を抱いた
のを思い出しました。

・洪水の後の人類再生モチーフ

 2019-09-05 「創造する人類」(さらに続き)

の"2回目のボトルネック"にまで記憶が遡るもので
あれば面白いのですが、さすがにそれは無理かな。

・参照関係

 2018-02-06 『世界神話学入門

| (2) が一切、(1)の著者の d'Huy 氏の研究に触れていない。
 …
| (1) は<中略> (2) が主に典拠している研究たちに一切触れていない。

標題の本は (1) にも (2) にも触れていない。
そういう趣旨の本ではないからで、アニメやゲームとの
関連付けを楽しむ本なのでしょう。

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