Eq.α が厳密に成立する瞬間

 2026-02-06 revised.pdf §E のベン図

の第1の核心部分は、

| 2012-02-12 回帰年と半日の綺麗で対称的な関係
|
|| 回帰年 / 半日 = 3+6 + 3+1×2-1 - 2-6
|
| が(おそらく前世紀末に厳密に)成立する。

この「回帰年/半日」に関する、いわゆる Eq.α 式について簡単に検算。

 2026-01-30 普遍単位系の時間の単位と地球自転の同期

|| 1日の長さが(過去2700年間の平均で1世紀あたり1.7ミリ秒ずつ長く
|なると仮定

| solar = 86400 秒 / 全円周角, 秒数は暦表時における1900年初での値)

引用した Wikipedia 記事のとおり、暦表時における太陽の平均黄経(L)は、
T を 1900年初からのユリウス世紀(36525日)とすると、

 L = 279°41′48 ″.04 + 129602768″.13×T + 1″.089×T2

これを用いると、T において、

 平均回帰年/秒 = 360×60×60 / (dL/dT) × 36525 × 86400

一方、1900年の時計合わせ後、1.7ミリ秒/世紀で長くなる。つまり、

 平均太陽日/秒 = 86400 + 0.0017 × T

とすれば、Eq.αが厳密に成り立つ:

 平均回帰年 / 平均太陽日 = 365 + 31 / 128 = 365.2421875

となる T は 0.8467。すなわち、不等号の向きが“>”から“<”へ転じる
のは 1985年ごろという計算となります。

暦表時も定義から引退し、また、この1.7ミリ秒も不確実であるため、
冒頭の記事では「おそらく前世紀末」という曖昧な表現にしました。

ただ、はっきりしていることは、我々の時代の前後において Eq.α が
厳密に成立する“瞬間”が存在したであろうことは確実であり、
そういう意味で Eq.α は単なる近似式ではないのです。

冒頭の記事で「割り切る」という、通常であれば“整数”に用いる表現を
暦時間という“連続量”に用いた背景には、本日のような考察があった
ことを補足する意味もあり、今回「Eq.α が厳密に成立する瞬間」という
題材を採り上げてみました。

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 2011-10-28 回帰年と春分年 補足
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