8つの4つ組―普遍単位系を支える8つのカルテット

普遍単位系は、定義定数から出発して、自然単位でない基本単位、
自然単位である基本単位、電磁気・力学用の固有名付き組立単位、
そして非コヒレント系列まで、きっちり「4つ組(quartet)」
で整理されています。さらに地球ローカルな暦時間と地球定数を
加えて、合計8つのカルテット(eight quartets)で完結します。

revised.pdf の §1.3 で、
| This unit system is comprised of six quartets
と書きました。

これは体系の理解にとても重要な構造なので、
認知の助けとして簡単に言語化しておきます。

 (0)自然単位である定義定数
   R、c0、ℏ、kB

   ↓ 順次、自然単位でない基本単位を定義(p.14, relations.pdf)

(Table 4) Universal な単位
 (1)自然単位でない基本単位
   ±h、±n、±J、±K
 (2)自然単位である基本単位 (univunit-j.pdf §3,§A)
   rad、neper、mol(=NA-1)、Ω(=ZP)
 (3)固有名をもつ電磁気学用組立単位 (§B)
   ±C、±A、±E、±T
 (4)固有名をもつ力学用組立単位
   ±l、±W、±N、±P
  (ここまでが、カテゴリ(1)-(4)の4つのコヒレントな「4つ組」)

 (5) (2)と対になるコヒレントでない系列
   Ωk、fk±mol、e

six quartets とは、Universal な、ここ↑までの (0)-(5)を指します。

さらに地球での使用を想定して two quartets ↓を定義しています。

(Table 8) Earth Local な単位[1]
 (6)互いに 12の冪乗倍ではない暦時間単位(Calendar Time units)
   hexon(Half of LCM)、year、day、nodus(GCD)
 (7)地球(Earth)を特徴づける定数
   mE(meridian)、sE(solar)、gE(gee)、TE(°Hを導出)

ここまでで、この体系では全部で eight quartets (8×4) になります。

一見、32種は多いように感じられますが、8つの4つ組に階層化する
ことで、認知負荷は大幅に軽減され、むしろ既存のSI単位系よりも
構造的に把握しやすくなっています。

[1] 2012-02-12 回帰年と半日の綺麗で対称的な関係 より、実は、
  hexon = Least Common Multiple of year and half-day
  nodus = Greatest Common Divisor of year and half-day
 が本質的な構造であるとわかる。

-> English (Digest)

[2026-01-21 追記]
 本記事の構造を Eight_Quartets.png に図解して GitHub に公開。

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