土星環の準消失

 2024-12-12 土星環

| [3] 2038-2039 には三回ある。

地球の土心赤緯[1]はS字型の曲線を描くので、その曲線が赤緯0を
横切る回数は(重根を2回と数えれば)1回または3回となります。

今回の消失では3月24日の1回だけ[2]

ただ消失が1回だけの場合も、重根になり損ねて赤緯の絶対値が
極小(=地球の土心赤緯の時間微分が0)になる瞬間が別にあり、

>2025年11月24日 土星の環の準消失 - アストロアーツ
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/14280_ph251124

によれば、それが11月24日だった由。これを準消失と呼ぶらしい。
# 個人的には観測して面白いようには思えませんが…

冒頭の記事で採り上げた『天文年鑑』では、この現象を、
「太陽と地球の土心赤緯[1]の差の絶対値が最小となる」という
意味で説明していますが、要領を得ない説明だと思います。

[1] 「~から見た土星中心点の緯度」と同じことです。
[2] 一方、太陽の土心赤緯が0になって、太陽光が環に真横から
  当たる結果、環が光らずに見えなくなる瞬間が別にあり、
  それは、今回の場合は5月7日。

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