太陽年/太陽日

太陽暦の精度を議論する場合、

 2011-10-28 「回帰年と春分年 補足

では、太陽年/太陽日の精度で議論すべきという見解を示しています。

つまり、

 1. 回帰年の物理的な長さ(の変化)
 2. 自転(の減速)

の両方が問題になる。

2.を考慮すべきというのは、内田正男『こよみと天文・今昔』68頁
あたりの、2621年という年数に対する、

>太陽日がすこしずつ長くなってゆくことは考慮していないから,
>実際は少し違ってくる.

も同じ立場です。

ただ、これには 2.は考慮すべきでないという見解もある[1]ようです。

本件、極端な実例を挙げると議論が明確化される。

 A. 古生代には1太陽年が400太陽日ほど

地球と太陽の距離は変わらないので物理的な太陽年の長さは、
365強×86400秒のままですが、グレゴリオ暦は、やはり1年と
もたずに破綻すると解釈すべきでしょう。

 B. 金星の1太陽年は約2太陽日ほど[2]

この場合、おそらくは南極基地と同じように、明暗周期とは
関係なく86400秒を1日として生活することになるでしょう。
そうすると暦の精度に 2.は関係なくなる。

2つの立場は正誤ではなく観点の違いのように思われます。

[1] [例] Wikipedia 日本語版「太陽年」のコメントアウトされたソース
[2] >なぜ金星は「1日が1年より長い」のか
  https://sorae.info/newslink/sapod-venus-1day

[関連記事]
 2012-08-14 惑星の自転と公転
 2013-10-11 1年が400日あった頃

この記事へのコメント