「反時計回りに動く時計」

>反時計回りに動く時計
https://x.com/ogugeo/status/1798859184446050553

織田一朗『時計の針はなぜ右回りなのか』では、pp.46-47 で、
日時計に合せたという説が紹介されていて、ボリビアが南半球
だからなのかと一瞬考えましたが、

>過去は前方、未来は背後

とのことで、「時空間認知と言語」の系列の話題の由。
両論を合成すれば普通の時計に戻ってしまう?

なお、上記の織田一朗さんの本の p.48 には、

 2012-11-24 ケプラー2題

|>ルイ14世が、文字盤に「IV」を用いることを禁じた。

これがルイ14世ではなくシャルル5世(1338-01-21~1380-09-16)
の逸話として紹介されていることに気づきました。そうであれば、
1620年の作品であるヤン・ブリューゲル2世「死の勝利」は、
議論に関係なかったです。

[前回記事] 2024-02-23 右と左(つづき)

[2024-06-09,11-01 追記]
 コメントのご指摘はなるほどです。ちょうど一昨日の別件に関連
 して今年8月に GitHub に公開予定の文章を推敲しているのですが、
 | これまでの研究(なのか?)では、研究者が主観的に想定する
 | “あるべき姿”と○○○○当事者の文書を対比していた
 という一節があります。織田説も似た類かもしれません。

この記事へのコメント

のねむ
2024年06月09日 04:49
建物の外壁などに垂直に設置された日時計が存在します
大勢の人が時間を確認しやすいようにということなのでしょう
欧州では割と見かけるようです
この垂直式日時計の針(影)は左回りです
個人的に「時計の針が右回りなのは日時計の…」という説には懐疑的だったりします
五角塲
2024年06月21日 22:14
のねむ様のコメント、

>この垂直式日時計の針(影)は左回りです

ご指摘いただくまで、てっきり日時計説だと信じてました。
影の推移は小学校の理科の宿題で見てたはずなのですが。

影が日時計の針の下(北半球なら南)か上(北半球なら北)かで、右回り左回りは分かれちゃいますよね。