星学

明治初年の管轄組織変更に関して、以前、
岡田芳朗『明治改暦』pp.95-114を参照して、

https://github.com/suchowan/calendar_papers/blob/master/市川斎宮の改暦案の紹介.pdf p.7

>天文方→土御門家暦局→大学内天文暦道局→星学局→天文局

という変遷を記したのですが、

https://twitter.com/gejiqmq/status/1773643019880734975
>アンシャンレジーム的響きを嫌い

という経緯があった由。

結局、訳語は天文に定まったようです。

この記事へのコメント

五角塲
2024年04月10日 22:49
>アンシャンレジーム的響きを嫌い

西洋でも同じ迷いがあったと思われます。
高校生の時、某予備校の英単語教室で習ったこと…

星の運行と人々の暮らしの関係を研究する「占星術」がAstorologyという単語を先に使っちゃったから、卜占から離れて星そのものを研究する学問「天文学」が現れたとき、Astro(星)のlogy(学)でなくnomy(命名、転じて法則・秩序)を使ってAstronomyという単語が生まれた。