『三井大坂両替店』

標題の本は『仕事と江戸時代』と対[1]にして読みたい本です。

読み始めて、とりあえずひとつメモ。

プロローグ p.v
>江戸時代、日本人の多くは誠実であった―。このような言説
<中略>
>この起源のひとつは、幕末・明治初期に来日した外国人が、
>当時の日本人を「正直」、「誠実」と賞賛した記録にもとづく。

そういう記録もあるかもしれませんが、概して、外国人からは
日本人は"契約を守らない"[2]という評価だったように認識して
います。
# 出典はすぐに見つからないのですが…

言及された「正直」「誠実」と"契約を守らない"という性格が、
完全に矛盾する概念ではないのかもしれません。

[1] 2024-01-10 記事の住友家の事例はこちらにも出てきました。
[2] 『青天を衝け』でもそうでした。

[関連記事] 2024-01-06 十両盗めば首が飛ぶ(フォローアップ)

[2024-03-11 追記]
 146頁で三条目、四条目がとんでいるのはなぜかな?

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