『将棋の日本史』

標題の本を発見[1}

・p.17
出発点となる北周武帝撰『象経』が「庶民の遊戯」に関わる
ものではなく、兵家に分類されるという指摘。これを起点に
今までの常識が諸々変わる。

・p.109
持ち駒使用の初出史料が『大日本史料 五編』承久三年(1221)年
七月十三日条の「後鳥羽天皇宸翰」の記載に遡ったこと。

これら↑はメモしておき、いずれ

 http://www.asahi-net.or.jp/~dd6t-sg/ChessRule.html (*)[2]

も改訂[3]せねばならないでしょう。

p.98 に、中国明代の楊慎が、庶民の象棋と文士の象棋は違う
と書いたとあり、普通に読めば賭け事にする/しないなど嗜み方
に関わる違いという解釈になりますが、例えば、庶民の象棋は
(*)の~nC、文士の象棋は(*)の~1T だったというようなことは
ないものでしょうか?

(*)の 1T は東アジアと東南アジアに共通だとしてもよいので
起源をタイとせねばならない理由はないですから。

[関連記事]
 2013-04-13 相似と相同 - 将棋の駒
 2013-11-02 酔象駒
 2016-05-29 宋代の象棋の駒

[1] 著者は確か when.exe MS-DOS版は使っていらっしゃったはず。
[2] 2002-10-12 付け, コメントスクリプトは Biglobe の仕様が
  変って使えなくなったため削除しています。
[3] 例えば 5J と 6J に順序はなくパラレルとすべき。

[2023-07-30 追記]
 細かいことですがp.85の永福寺のふりがなは「ようふくじ」、
 p.142の「後醍醐上皇」は「後醍醐天皇」、p.158の「に成立」
 は「には成立」か?

この記事へのコメント