オマル・ハイヤーム変奏曲(補足)

 2022-03-27 「市川斎宮の改暦案の紹介

の注20の暦は、33年8閏で53サイクル毎に連大月をひと月後ろにずらすという、

 2021-01-29 オマル・ハイヤーム変奏曲

終端するスレッドで説明した暦ですが、後者の記事の年の長さに関する計算は、
近点年を1749(=33×53)年ごとに30日の閏月を置いて近似していると解釈すると
下記の通り微妙に違う数値となります。

 周期/日 = 638839(=(365×33+8)×53+30)
回帰年/日 = 638839 / (33×53+1/12) = 365.24217447 = 365日5時間48分43.874秒/日
近点年/日 = 638839 / (33×53+0/12) = 365.25957690 = 365日6時間13分47.444秒/日

この↑計算は、以前の計算よりも12周期が1年365日分多い前提での計算です。
ときどき六連大があるのに12周期で正確に5日消えると言って良いのかという
考え方の違いに相当するのではないかと思います。

ちなみに実際の回帰年と近点年は、天文年鑑2023年版 p.202によれば、2023年年央で、

 回帰年 = 365日5時間48分45.126秒
 近点年 = 365日6時間13分52.600秒

なので、回帰年の誤差は約69000年あたり1日となり、二次以上の項の寄与やΔTに
埋もれてしまいます。

[2024-01-06 追記] 天文年鑑2024年版では、
 回帰年 = 365日5時間48分45.120秒 (2024年 年央値)

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