貞享二年暦の金神

貞享二年(1685年)は乙丑の年です。

乙年の金神の配当は、渡邊敏夫『日本の暦』p.79によれば、

 簠簋[1]説 辰巳戌亥
 簠簋異説 辰巳寅卯
 通書説  辰巳

と、三通りの流儀で異なっている。

実際の暦を、

 2020-06-18 貞享二年暦

| (1) >貞享二年 いせこよみ (なまず)
| https://library.nao.ac.jp/kichou/archive/okada/01/168501/kmview.html

| (2) >[古暦帖]. [1]
| https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2546782/68

で確認してみると、

 (1) 辰巳   … 通書説に同じ
 (2) 寅卯辰巳 … 簠簋異説に同じ

と読めます。

『日本の暦』p.80によれば、貞享二年の場合、伊勢暦は
通書説、京暦は簠簋異説だった[2]由。

実際(1)は伊勢暦通りですが、(2)は出版元が、

> 伊勢度會郡山田 箕曲主水甚太夫

なのでちょっと意外です。

(2)は伊勢で出版されてはいるが内容は京暦に近い。

[1] 「ホキ」と読みます。
[2] 渡邊敏夫『日本の暦』p.79によれば翌貞享三年からは
  すべて通書説に統一される由。

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