量の概念名を単位名に用いる命名方式

量の概念名を単位名に用いる命名方式というのは、単位名を

 単位系システム名+量の概念名+"単位"

とするような命名方式のことで、たとえば普遍単位系の単位の名称を、

 普遍長さ単位
 普遍時間単位
 普遍速度単位
 普遍質量単位

としてしまう方式です。

この方式には、いろいろ欠点があります。

1.すべての次元の単位に名前を付けると次元解析による誤り検出がしづらくなる
 # 例えば速度の単位には名前を付けない方がよい

2.量の概念名を知らないと単位名も分からない
 # 覚えなければならない名前が大量になり、それらは必ずしも脈絡がない

3.関連の深い量の概念名は互いに似ているので単位の略称をつけにくくなる
 # 関連の深い量の単位の略称は、認知的にはかえって似ていない方がよい

4.同じ量に自然単位が複数ある場合に単位名が何を指すかが曖昧になる
 # 例えば 円周角と radian

とくに 1 の問題が大きいのではないかと思っています[1]

これ、英語で説明しようとするとなかなか難しい。

[1] ただし、

 2020-05-04 モルグリコ(つづき)

| >算数がわからない
| https://anond.hatelabo.jp/20200427223840

のような事例を見ると、名前を付ける単位を限定しても、なお「わからない」
という人もいらっしゃるようです。

[関連記事]
 2015-01-04 SI定義文書からの抜書き
 2026-04-29 「信じている人」の二類型 [2026-05-24 追記]

-> English

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