平均太陽時→真太陽時

「御堂関白記に記載された日の出・日の入り時刻の復元」に関して、もうひとつ
注記しておかねばならないことがありました。

今回の論文の注11で、

| ⑥では十二辰刻は定時法との認識から④と同じく縦軸を平均太陽時としていたが、
| 本稿では「3. 新しい展開」の検討により均時差を平均化しない真太陽時に変更した。

と書きました。ここでの④は内田正男『日本暦日原典[第四版]』 p.505、⑥は須賀隆
「具注暦の時刻表記について」(『日本暦学会』第20号 pp.12-13で、上記は、その図
(http://www.asahi-net.or.jp/~dd6t-sg/pcs/time2.pdf , p.2)に関わるもの。

④の宝暦暦と寛政暦の二十四節気は平気で、その時刻も平均で一様に流れる時間軸で
のもの…つまり、平均太陽時です。

⑥でも同じ数値処理を想定していたので、自然と当該の図の時刻を平均太陽時と
書きました。

しかし、今回の検討では明確に時刻は真太陽時でなければなりません。

これは極めて微妙な差で、大部分の人には関係がないのですが、

 2016-03-30 時刻変換アプリ

のような計算をしようとすると、前後で最大1/4時間程度の均時差の分だけ、ズレが
生ずることとなります。

そういえばこの件、周知を図っていませんでした。

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 2017-11-06 整理-「御堂関白記に記載された日の出・日の入り時刻の復元」

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