大衍暦の基準緯度

『中国天文学史体系 中国古代暦法』中国科学技術出版社 のp.525に

> 大衍暦上述両表的矛盾

とあります。この矛盾というのは下記のことなのでしょうか?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『歴代天文律暦等志彙編七』、中華書局(1976年) 2236-2237頁

陽城での夏至の影の長さは、高さ八尺のノーモンに対して尺四寸七分七十九、
冬至の影の長さは丈二尺七寸一分五十、よって、

黄道傾角は

 ε=(tan-1(八尺÷夏至の影の長さ)-tan-1(八尺÷冬至の影の長さ) )÷2=23.678度

緯度は

 φ=90度-(tan-1(八尺÷夏至の影の長さ)+tan-1(八尺÷冬至の影の長さ) )÷2=34.145度

冬至での夜半定漏は二十七刻二百三十分(1日=100刻、1刻=480分)で、
昼の長さは40.042刻、夜の長さは59.958刻

よって、冬至の日の出での太陽の南中からの時角は、

 H= 40.042 ÷ 50 × 90度 = 72.075度

関係式
 
 cosH=tanφ tanε

によって観測地の緯度を逆算して

 φ=35.063度

この緯度は影の長さからの算出値よりも0.9度ほど北になる。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この差はかなり大きいように思います。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック