ユリウス改暦直前のローマ暦
2017-01-15 『ヘルシスト』座談会(続き)
|・古代ローマ暦が当初太陰太陽暦だったことはほぼ確かだが、ユリウス暦への改暦経緯
| は実際にはかなり複雑だった。直接、太陰太陽暦→太陽暦というわけではない。
古代ローマの暦の変遷については、たぶん暦の会のサイトにある
>「2月はどうして28日なのか?」に関連して
http://www1.cts.ne.jp/~koyomi/kikou3.html
が一番読みやすいのではないかと思います。
ただし、
2015-08-18 どうして2月は28日しかないか?
2015-08-19 紀元前153年
2015-08-22 紀元前153年(続き)
あたりに書いた情報を補う必要があります[1]。
今回、ちょっと Chris Bennett さんの変換表[2]をもとにユリウス改暦直前のローマ暦を
確認してみました。
require 'pp'
require 'when_exe'
require 'when_exe/region/chinese'
require 'when_exe/region/roman'
include When
date = when?('-057-01-01^RomanA')
lcal = Calendar('ChineseLuniSolar?time_basis=+00')
ce = CalendarEra('Common')
pp [' Roma', ' Length', 'Chinese', ' Julian ']
while date.year < -43
pp [date, date.length(YEAR), lcal ^ date, (date ^ ce)[0]] #=>
# [" Roma", " Length", "Chinese", " Julian "]
# [-00057-01-01, 378, -00058-11-11, BCE59(-058).12.06]
# [-00056-01-01, 355, -00057-11-04, BCE58(-057).12.19]
# [-00055-01-01, 355, -00056-11-05, BCE57(-056).12.08]
# [-00054-01-01, 377, -00055-10-06, BCE56(-055).11.28]
# [-00053-01-01, 355, -00054-10-29, BCE55(-054).12.10]
# [-00052-01-01, 355, -00053-10-30, BCE54(-053).11.30]
# [-00051-01-01, 378, -00052-10-01, BCE53(-052).11.19]
# [-00050-01-01, 355, -00051-10-24, BCE52(-051).12.02]
# [-00049-01-01, 355, -00050-10-25, BCE51(-050).11.22]
# [-00048-01-01, 355, -00049-09-25, BCE50(-049).11.12]
# [-00047-01-01, 355, -00048-09-26, BCE49(-048).11.01]
# [-00046-01-01, 355, -00047-09-27, BCE48(-047).10.22]
# [-00045-01-01, 445, -00046-08-28, BCE47(-046).10.12]
# [-00044-01-01, 365, -00045-11-29, BCE46(-045).12.31]
date += P1Y
end
このうち Chinese は定朔定気法による時間帯+00:00 での計算です。
355日は約12朔望月なので、太陰暦を意識していることは明白で、長期間平均すれば
一年の長さが太陽暦に連動するであろうことも明白です。
ただ、ユリウス改暦直前のローマ暦はカレンダエ(1日)が新月に連動していないので、
太陰太陽暦だというには心理的に抵抗が大きいです。
閏で377日になった翌年はカレンダエ(1日)と新月がほぼ一致しています。こういう
事例があると、ユリウス改暦の第一年の年初を新月に合わせたという説[3]も、
可能性が高まります[4]。
[1] つまり February が平年29日、閏年30日だった時期は存在しない可能性が高い。
[2] →2014-10-17 Chris Bennett さんのサイト
[3] →2012-10-20 一月一日
[4] ただし、Chris Bennett さんの変換表の根拠がどこまで遡れるか疑問で、古代
ローマ人の意図だと思ったものが、実はChris Bennett さんの意図だったという
可能性に留意すべきでしょう。
|・古代ローマ暦が当初太陰太陽暦だったことはほぼ確かだが、ユリウス暦への改暦経緯
| は実際にはかなり複雑だった。直接、太陰太陽暦→太陽暦というわけではない。
古代ローマの暦の変遷については、たぶん暦の会のサイトにある
>「2月はどうして28日なのか?」に関連して
http://www1.cts.ne.jp/~koyomi/kikou3.html
が一番読みやすいのではないかと思います。
ただし、
2015-08-18 どうして2月は28日しかないか?
2015-08-19 紀元前153年
2015-08-22 紀元前153年(続き)
あたりに書いた情報を補う必要があります[1]。
今回、ちょっと Chris Bennett さんの変換表[2]をもとにユリウス改暦直前のローマ暦を
確認してみました。
require 'pp'
require 'when_exe'
require 'when_exe/region/chinese'
require 'when_exe/region/roman'
include When
date = when?('-057-01-01^RomanA')
lcal = Calendar('ChineseLuniSolar?time_basis=+00')
ce = CalendarEra('Common')
pp [' Roma', ' Length', 'Chinese', ' Julian ']
while date.year < -43
pp [date, date.length(YEAR), lcal ^ date, (date ^ ce)[0]] #=>
# [" Roma", " Length", "Chinese", " Julian "]
# [-00057-01-01, 378, -00058-11-11, BCE59(-058).12.06]
# [-00056-01-01, 355, -00057-11-04, BCE58(-057).12.19]
# [-00055-01-01, 355, -00056-11-05, BCE57(-056).12.08]
# [-00054-01-01, 377, -00055-10-06, BCE56(-055).11.28]
# [-00053-01-01, 355, -00054-10-29, BCE55(-054).12.10]
# [-00052-01-01, 355, -00053-10-30, BCE54(-053).11.30]
# [-00051-01-01, 378, -00052-10-01, BCE53(-052).11.19]
# [-00050-01-01, 355, -00051-10-24, BCE52(-051).12.02]
# [-00049-01-01, 355, -00050-10-25, BCE51(-050).11.22]
# [-00048-01-01, 355, -00049-09-25, BCE50(-049).11.12]
# [-00047-01-01, 355, -00048-09-26, BCE49(-048).11.01]
# [-00046-01-01, 355, -00047-09-27, BCE48(-047).10.22]
# [-00045-01-01, 445, -00046-08-28, BCE47(-046).10.12]
# [-00044-01-01, 365, -00045-11-29, BCE46(-045).12.31]
date += P1Y
end
このうち Chinese は定朔定気法による時間帯+00:00 での計算です。
355日は約12朔望月なので、太陰暦を意識していることは明白で、長期間平均すれば
一年の長さが太陽暦に連動するであろうことも明白です。
ただ、ユリウス改暦直前のローマ暦はカレンダエ(1日)が新月に連動していないので、
太陰太陽暦だというには心理的に抵抗が大きいです。
閏で377日になった翌年はカレンダエ(1日)と新月がほぼ一致しています。こういう
事例があると、ユリウス改暦の第一年の年初を新月に合わせたという説[3]も、
可能性が高まります[4]。
[1] つまり February が平年29日、閏年30日だった時期は存在しない可能性が高い。
[2] →2014-10-17 Chris Bennett さんのサイト
[3] →2012-10-20 一月一日
[4] ただし、Chris Bennett さんの変換表の根拠がどこまで遡れるか疑問で、古代
ローマ人の意図だと思ったものが、実はChris Bennett さんの意図だったという
可能性に留意すべきでしょう。
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