remarks の実装

一般にWebサーバーで表示している日付が必ずしも誤差がなかったり定説だったり
するわけではありません。このため正確性についての注記情報をWebサーバーに
表示させる必要があると考えています。

今回、もともと動作確認用に表示していた“Date:~”(→4.railsデモ)を Dateフレームの
最初に表示するようにし、その日付が

(1) 精度が日の単位よりも悪いもの
(2) 定説化していない情報を参照しているもの

の場合に、説明とリンクを付加できるようにしました。

例えば、

 http://hosi.org/cookies/Japanese

で朔閏表として“科研”を選択して、宝亀元年の日付を表示させると、

「典拠 - 科研22520700」という説明と差分を説明した当ブログ記事へのリンクが現れるという具合。

もともとISO19108のモデリングでは、

 Calendar は ReferenceSystem のサブクラス (→03.CalendarTypes)
 ReferenceSystem は Identifier クラスの name という属性を持つ (→12.時間参照系)
 Identifier は String クラスの remarks という属性を持つ (→02.BasicTypes)

という関連付けが定義されていますので、さらにこれに

 M17n は String クラスのサブクラス(→02.BasicTypes)

であることを利用して、暦法(calendar)から注記情報(calendar.name.remarks.translate)と
そのリンク(calendar.name.remarks.reference)を取得するという仕組みです。

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