皇極暦

麟徳暦以降で、入気定日加減数が出てくるのは、補間計算する
区間を定気の二十四節気の日時で区切るためですが、これを
使わないということは、補間計算する区間を平気の二十四節気
の日時
で区切るということで、実際には定気の二十四節気の
日時
を意識することはない ― ということになります。

一方、『隋書律暦志』皇極暦の条には、置閏に関して、

>閏衰限滿閏限、定朔無中氣者為閏、滿之前後、在分前若近春分後、
>秋分前、而或月有二中者、皆量置其朔、不必依定。

という記述があります。「或月有二中者」と書く以上、ここの中氣は
定気の二十四節気の中気のことでしょうから、皇極暦は定朔平気法を
飛び越えて定朔定気法を提案していたのでしょう。

時代とかけ離れすぎて、採用されなかったのもやむなしと思われます。

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