ケプラー2題

先日の木曜日は永田町・乃木坂あたりを徘徊しました。

 国会図書館 企画展示 日本と西洋―イメージの交差
 国立新美術館 リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝

前者で、司馬江漢訳『刻白爾天文図解』(1808)を発見[1]。刻白爾はもともとはケプラーの
ことなのですが、司馬江漢は歌白尼(コペルニクス)と混同して地動説を紹介している由。

後者でヤン・ブリューゲル2世「死の勝利」発見。1620年の作品で、時計の文字盤の4が
IIIIになっています。つまり時計の文字盤のIIIIとルイ14世は無関係ということです。

後者の展示会の概要の説明で、ルネサンスからバロックへのモチーフの変化として、円→楕円
というのを挙げていました。ひょっとしてこれはコペルニクス(円)→ケプラー(楕円)という
展開に影響を受けているのかも…と、ふと浮かんだので、帰宅後ネットで確認。

結局見つけた文献は、セベロ・サルドゥイ『歪んだ真珠』のみ。内容を読んでみましたが、
影響を受けたという印象を語るのみで、具体的なエビデンスへの言及はありませんでした。
本件、世の中ではどの程度議論されているのでしょうか。

[1] 簡易図録 P.21

[2024-06-08 追記] → 2024-06-08 「反時計回りに動く時計

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