過去の日付を西暦で表現する

1)過去の日付を西暦で表現する場合、1582年まではユリウス暦に直すべきか?

地震記録などの表記は、「歴史時代の地震・火山噴火の日付」
 http://sk01.ed.shizuoka.ac.jp/koyama/public_html/koyomi98/koyomi98.html
にあるように、かつてはグレゴリオ暦が使われていた[1]ものが、ユリウス暦に
変わってきたという流れがあるようです。しかし、これには反論
 http://sakuya.ed.shizuoka.ac.jp/rzisin/kaishi_19/32-Kayano.pdf
もあるようです。

2)日本の歴史上の事件の日付を表現するのに西暦に変換すべきか?

個人的には、できるだけ変換をしない方が良いと思っています。オリジナルの情報
からグレゴリオ暦への変換はいつでもできますが、グレゴリオ暦からオリジナルへの
変換は、そのグレゴリオ暦がどのような根拠でオリジナルから変換されたのか知りえ
ない場合もあり、情報が落ちてしまうからです。(例えば↓のような状況)

>「暦の百科事典」では、グレゴリオ暦に変換する表がのってますが・・・。
# 読む人は「暦の百科事典」を持っていないかもしれない。もし「日本暦日原典」
# の初版で逆変換したら、オリジナルの日付にもどらないこともあります。

聖武天皇の命日を以前話題にしましたが、誤りが生じたのは、もともと五月乙卯
とあったものを、換算表を用いて五月二日に変換し、それをグレゴリオ暦に変換
しようとしたからです。もともとの五月乙卯であればグレゴリオ暦への変換には
何の問題もなかったのです。

[1] 明治改暦の際に、紀元節などいろいろな日付がグレゴリオ暦に変換されました。
  これは「太陰太陽暦からグレゴリオ暦への改暦」である以上、ごく自然なこと
  だと思います。そもそも、日本の法律上、ユリウス暦は一度も定義されたことが
  ないのです。

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 2025-12-09 『日本史を地学から読み直す
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