Z項
9月15日から公開の「天地明察」[1]にちなんだのでしょうか、Z項の話がNHK『歴史秘話ヒストリア』
(2012-09-12)でとりあげられました。
昔、道徳の教科書に出ていたのでご存じの方も多いと思います…が最近はどうなのでしょう。[2]
Wikipediaでは参考文献として『地球回転』(恒星社・現代天文学講座1)を挙げていますが、
なぜか私もこの本を持っています。つき合せてみると、Wikipediaの記述は、その多くが
この本の笹尾哲夫氏記述の部分が元情報のようです。
年周Z項の原因は、半年周章動の補正が十分でなかったことで、同書P.158に、
国際天文学連合の採用章動値が、剛体地球の瞬間自転軸の章動理論に基づくもので、
マントルの弾性変形や、流体核の力学的効果及び形状軸と瞬間自転軸の章動の差が
考慮されていなかったからなのである。
とあります。
地球の自転軸の変動は、
全変動 = 永年変動 + 周期変動
周期変動 = 観測所の位置に共通の周期変動 + 観測所の位置に依存する周期変動
で、
歳差 :永年変動
章動 :観測所の位置に共通の周期変動(自転軸自体の変動)
極運動:観測所の位置に依存する周期変動(自転軸に対して地面が動く効果)
ですから「各観測所に共通な天文緯度変化」であるZ項は“定義”により
極運動でなく章動であることは当然のことです。
[1] あまり観客動員は芳しくないようで、ちょっと残念です。
[2] 「ええ顔しようとするけん」に
(絹代)他が何と言おうと自分が間違っておらんならそれでええ…言うことだわね。
を引用しましたが、やはり、信念は持つだけではなくて
「主張するべきことはちゃんと主張すべし」…ですね。
(2012-09-12)でとりあげられました。
昔、道徳の教科書に出ていたのでご存じの方も多いと思います…が最近はどうなのでしょう。[2]
Wikipediaでは参考文献として『地球回転』(恒星社・現代天文学講座1)を挙げていますが、
なぜか私もこの本を持っています。つき合せてみると、Wikipediaの記述は、その多くが
この本の笹尾哲夫氏記述の部分が元情報のようです。
年周Z項の原因は、半年周章動の補正が十分でなかったことで、同書P.158に、
国際天文学連合の採用章動値が、剛体地球の瞬間自転軸の章動理論に基づくもので、
マントルの弾性変形や、流体核の力学的効果及び形状軸と瞬間自転軸の章動の差が
考慮されていなかったからなのである。
とあります。
地球の自転軸の変動は、
全変動 = 永年変動 + 周期変動
周期変動 = 観測所の位置に共通の周期変動 + 観測所の位置に依存する周期変動
で、
歳差 :永年変動
章動 :観測所の位置に共通の周期変動(自転軸自体の変動)
極運動:観測所の位置に依存する周期変動(自転軸に対して地面が動く効果)
ですから「各観測所に共通な天文緯度変化」であるZ項は“定義”により
極運動でなく章動であることは当然のことです。
[1] あまり観客動員は芳しくないようで、ちょっと残念です。
[2] 「ええ顔しようとするけん」に
(絹代)他が何と言おうと自分が間違っておらんならそれでええ…言うことだわね。
を引用しましたが、やはり、信念は持つだけではなくて
「主張するべきことはちゃんと主張すべし」…ですね。
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